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エルミタージュ美術館秘蔵コレクションについて

エルミタージュ美術館のコレクションはピョートル大帝の娘エリザヴェータ・ペトロヴナ女帝によって始められたといわれています。
[ジョルジョーネ] その後、ロシアの女帝で芸術通であったエカテリーナ2世は絵画収集熱から、フランスの百科全書派のディドロを顧問とするなどして西欧から絵画を4000点以上も買い集めたといわれています。
このコレクションをルソーの別荘の名に因んでつけられた「隠れ家」(エルミタージュ)に陳列したことがエルミタージュ美術館のスタートとなりました。

その異常ともいえる絵画収集のスタートは1717年、ピョートル1世がオランダからレンブラント等の絵画117点を冬宮のために購入したことにあるといわれている。
そしてピョートル1世の死後、特に18世紀後半にそのコレクション内容はより充実された(1764年ベルリンの商人ゴツコーフスキイのコレクション225点、1770年「クローザー・コレクション」556点など)。
1773年にエカテリーナ2世によって招聘されたディドロの助言によって購入されたものも多数あります。

[ピエール・オーギュスト・ルノワール]

数ある秘蔵コレクションの中でも西欧美術のコレクション(イタリア絵画)は充実している。
レオナルド・ダ・ヴィンチ をはじめ、聖母の画家としての異名を持つラファエロ・サンティ、ヴェネツィア派の巨匠ジョルジョーネ、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ、ミケランジェロ・ヴォナローティといった特にルネッサンス期の画家たちの作品は世界に誇るコレクションである。

[レオナルド・ダ・ビンチ]

それと並んで17世紀の「黄金時代」を飾るディエゴ・ヴェラスケス、リィヴェラ、スルヴァラン、ムリリョなどのスペイン絵画のコレクションがある。
また、フランドル絵画やオランダ絵画のレンブラント・ファン・レイン、ルーヴェンスなどの名画も良く知られている。
特にレンブラントの「ダナエ」「アブラハムの犠牲 」は有名である。

その他にもセザンヌ、ヴァン・ゴッホ、マティス、ピカソら19〜20世紀の傑作、ナンシー派アール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレとドーム兄弟の作品はじめとするヨーロッパ19世紀の貴重なガラスコレクション、世界の古代遺跡も収められています。

主なエルミタージュ美術館秘蔵コレクション

■15〜16世紀のオランダ芸術(243〜262号室)

ローベルト・キャビン「処女と幼子」

■15〜16世紀のイタリア芸術(207〜222、229〜238、241号室)

レオナルド・ダ・ヴィンチ 「リッタのマドンナ」「花を持つマドンナ」

ラファエロ「聖家族」「The Connnestabile Madonna」

ジョルジョーネ「ユディト」

ミケランジェロ・ヴォナローティ

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「ダナエ」「悔い改めるマグダラのマリア」

■スペイン芸術(239〜240号室)

ムリーリョ「少年と犬」

ヴェラスケス「昼食」「オリヴァレス伯爵の肖像」

エル・グレコ「使徒ペテロとパウロ」

ゴヤ「アントニオ・ザラテの肖像」

■17世紀のオランダ芸術(245〜257号室)

レンブラント「フローラ」「ダナエ」「放蕩息子の帰宅」「老兵士」

ヴォス「熊狩り」

ルーヴェンス「大地と水の一致」「ペルセウスとアンドロメダ」

■15〜18世紀のドイツ&フランス芸術

デューラー、ハンス・ホルバイン、ルカス・クラナッハ(263〜268号室)

ワトー、フラゴナール

■19〜20世紀のヨーロッパ芸術(近代)(3階)

クロード・モネ「白い睡蓮」「庭の女」

カミーユ・ピサロ「コーヒーポットのある静物」

ミレー「薪を運ぶ女たち」

ピエール・オーギュスト・ルノワール「女優ジャンヌ・サマリー」

カミーユ・コロー「岩」

アンリ・ルソー「リュクサンブール公園、ショパン記念碑」

ポール・セザンヌ「花瓶の花束」

フィンセント・ファン・ゴッホ「家と農夫の見える風景」

エドガー・ドガ「踊り子」

ゴーギャン「実を持つ女」

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エルミタージュ美術館10倍活用術!!

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